「障がい者」は優遇されて「当たり前?」

今回の記事は、障害を持つ僕個人の感想で、
「世間から受ける言動」について書いてみました。
こういった記事を書く「きっかけ」ですが、
インターネットのニュースで話題になっていた、
ある芸能人の方で難病を患っている方のブログを読んだからです。
ある芸能人の方がバスに乗る時に、障がい者手帳を提示されました。
すると後方のお客から「舌打ち」をされ「早くしろよ!」と文句を言われたそうです。
僕自身も、こういった経験はたくさんあります。
僕は20歳の時に交通事故で脊髄損傷を損傷し車椅子を使った生活が始まりました。
現在53歳です。
障害を負ってからの33年間で、
本当に嫌なことを言われたり、されたりしました。
逆に、励まされたり、勇気を与えて頂けたことも多々ありました。
あくまでも僕の感想なのですが、
障害を負っている人の中には、
優遇されて「当たり前」と思っている人がいるかも知れません。
障害を負っている方々を敵に回すつもりはありませんが、
僕自身、「障がい者は優遇されるべきだろ!」と思っている節がありました。
買い物をしている時に、前方から歩いて来る人がいます。
前方の人が道を譲ろうとしないのを感じると、
僕はなんだか「腹が立つ」のです。
なぜ?僕は腹が立つのでしょうか?
それは、
僕が「障がい者は優遇されるべきだろ!」と思っていたからなんです。
「弱い人を助けるのが人情だろ!」と、
僕は思っていたのでしょうね。
そのくせ、
自分が「障がい者扱い」をされると、腹が立つんです。
僕は、都合が悪くなると「障害」を利用していたんです。
そういったことで、
障害を持つ方々が、健康な人から心無い言動で傷付くのは、
「障がい者は優遇されるべき」と「他人に期待」しているからではないでしょうか。
そういった期待をしていなければ、腹を立てずに済むと思うんです。
世の中には、優しい人もいれば、心無い人もいるんだと。
優しくされるとは「限らない」のだと。
そもそもの話しになりますが、
優しい人もいれば、心無い人もいるのは何故でしょうか?
それは、生まれ持った気質だとか発達障害だとかが影響すると思います。
あくまでも僕の感想ですが、
世の中には大きく分類すると、4つの気質を持った方々に分けられると思います。
・サイコパス気質を持って生まれてきた人
・ADHDやアスペルガー症候群という気質を持って生まれてきた人
・サイコパス気質とADHDやアスペルガー症候群という3つの気質を持って生まれてきた人
・HSPという気質を持って生まれてきた人
こういった気質があるから、世の中は「十人十色」なんです。
他人を騙したり、モラルの無い言動をする人ってね、
サイコパス気質やADHDやアスペルガー症候群の気質の強い人だと思います。
そういう人は、相手が健康な人であれ、障がい者であれ、
子供であれ、老人であれ、そんなの気にも留めない人なんです。
だから、平気で人を傷付ける言動をするのです。
サイコパス気質の人に、愛を求めるからダメなんです。
ADHDやアスペルガー症候群の方々は、
悪気があって「失言」が多いのではなくて、
そういった気質があるので失言してしまうんです。
ADHDやアスペルガー症候群の方々が、
そういう気質があるから失言してしまうのだと知っていれば?
腹を立てることはないんです。
「あの人はADHDやアスペルガー症候群だから、仕方がないな。」と、
納得できるんです。
知らないから腹が立つんです。
また、相手に期待し過ぎているからです。
「人は道徳を守るべきでしょ!」という世間に対する期待。
その期待が大きいから、
道徳心が無い人を見ると、腹が立つのです。
僕は最近、他人に期待しません。
前から人が歩いて来たら、僕は進路を変えて相手に道を譲ります。
それは、相手への善意ではありません。
前から来る人が、道を譲ってくれなかったら腹が立つ。
だから、腹を立てなくて済むように、僕の方から道を譲るんです。
そこで感じたのですが、
僕が「他人に期待」しない生活をしていると、
何だか自分が障害を負っている感覚が薄れてきたんです。
「障がい者は優遇されるべき」という思い込みが薄れたのでしょうね。
それに、障がい者は優遇されるべき根拠はなんだろう?
そんな根拠なんて無いと思うんです。
ただ、障がい者が優遇されるというのは、
「社会からの善意」だと思うのです。
社会からの善意であり、思いやりだと思うんです。
社会からの善意・思いやりを、
僕は「当たり前」だと勘違いしていたのでしょうね。
社会への感謝の気持ちが無かったのでしょうね。
話がそれますが、
そうやって僕は社会からの善意や思いやりを受けて生活ができています。
本当に感謝します。
僕は今、株式投資という仕事に出会えた。
たくさん稼いで、自分の生活を豊かにしたいと思っています。
そして、たくさん稼ぐことによって、多くの税金を納めることになります。
僕は、たくさん稼いで、たくさん税金を納める事で、
社会への恩返しが出来ることに喜びを感じます。
この社会で生きて行くには「人間関係」が欠かせません。
人間関係を上手にするためのコツは、
「自分を知り、相手を知ること。」だと思います。
自分がどのような気質の持ち主なのか?
相手がどのような気質の持ち主なのか?
それを知った上で、関わり合うとトラブルが減ると思います。
ちなみにですが、
僕はHSPという気質を持って生まれたようでね。
人込みが苦手だったり、物音やニオイなどにも過敏です。
あまり人とは関わるのが苦手なんです。
だから、僕は人と関わらないで済む株式投資の仕事を始めました。
株式投資の仕事は、家で出来ますからね。
また、僕が苦手な人というのは、サイコパス気質の人です。
サイコパス気質の人とは関わらないようにしています。
世の中には、自分と相性が良い人もいて、相性が悪い人もいます。
相性が悪い人と、無理に関わり合うから問題が起きるんです。
相性が悪い人とは、しっかり距離を置くと良いです。
全ての人達と、仲良くしなくても良いのです。
嫌いな人がいたら、嫌いで良いのです。
そうやって割り切れば、心が軽くなります。
話がそれましたが、まとめです。
障がい者が、健康な人から心無い言動を受けた時の対処法です。
「障がい者は優遇されて当たり前」じゃなくて、
障がい者が優遇されるのは「社会からの善意・思いやり」だと認識する。
「他人に期待しない」ことです。
「世の中にはいろんな気質を持って生まれて来た人がいる」と認識する。
こういった認識でいれば、心が軽くなると思いますし、
あらためて社会に感謝が出来ると思います。
*補足ですが、
冒頭で、ある芸能人の方に舌打ちをしたり、文句を言った人は、
相手が障がい者であろうと、健康な方であろうと、文句を言う人だと思います。
相手が障がい者だからといって、文句を言った訳ではないと思います。
誰にでも、文句を言う人なんだと思います。
自分が「障害を持っているから文句を言われた」と思うのは、
自分が自分で健康な人と、障がい者と区別しているからかも。
それに、逆の立場に立って考えると、
僕は障害を負っていて、健康な方がモタモタしているのを見ると、
「早くしろよ!」と思ってしまう事も多々ありました。
お互い様なんですよね。
そこに、障害だとかは関係なくて、
「モタモタしている事」に対しての不満なんですよね。
たとえ障害があっても、人は人だと思います。
同じ人間だと思います。
同じ地球に暮らす人間です。
ただ、体に障害があるか?無いかの違いです。
障害を乗り越えるだとか、努力だとか、精神論だとか、
そんな美談を語るよりも、
自分の体に障害があっても、
自分が生活しやすい環境を整えて行けば済む話です。
段差や階段があってレストランに入れないなら、
違うレストランで食事をすれば良いだけの話し。
前もってバリアフリーのレストランを検索して行けば、
嫌な思いをしなくても済むはず。
他人の言動を気にするよりも、
まず、自分が豊かな生活が送れる工夫をすると良いと思います。
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